コラム・豆知識

自動火災報知設備の誤発報原因② 2023.09.06

みなさんこんにちは、京都消防点検サービスです(^^)/

今回は先日に続き自動火災報知設備の誤発報原因につてご説明できればと思います

 

自動火災報知設備の誤発報原因②は「大気圧の変化など気象状況」によるものです

台風による著しい気圧低下やその後の気圧上昇などですね(^_^;)

 

これは先日ご説明した、差動式熱感知器のしくみによるのですが、急激な大気圧の変化が発生すると、差動式熱感知器のドーム内と外気に気圧差が発生します

それにより感知器内のスイッチが押し上げられ通電することにより、火災感知と同じ状態となります

 

もっとも多少の気圧変化で誤発報することは通常考えにくいので、このような誤発報が続く場合は、感知器の劣化や汚損(ドームから気圧を逃がす穴が埃や油でせまくなっている)が進んでいる可能性が高いと思います

 

夜間や来客時の誤発報はいろいろ大変ですので、定期点検でしっかりとメンテナンスしていくことが大切となります(^_^)


自動火災報知設備の誤発報原因① 2023.08.28

みなさんこんにちは、京都消防点検サービスです(^^)/

今日は先日の予告どおり、自動火災報知設備の誤発報原因①について説明できればと思います

 

よくある誤発報原因のトップは感知器の経年劣化です・・・あくまでも個人のイメージです(^_^;)

経年劣化、、、これが一番多いと思います

 

よく使われている感知器に「差動式スポット型感知器」と「光電式スポット型感知器」というものがあります

「差動式スポット型感知器」

差で動く・・・なんのこっちゃと思いますが、火災が発生した際の熱による空気の膨張を感知し、その気圧差で発報する仕組みの感知器です

写真の矢印の部分に熱が加わると、ドーム内の空気が膨張しスイッチを押し上げるような仕組みです

ただし完全に密閉空間だと、日常の気温上昇でも中の空気が膨張して発報してしまうので、緩やかな坊町の場合は気圧を逃がすための穴が設けられています

この穴が年数の経過とともに詰まっていき、圧力が逃げることができなくなると、日常の気温上昇でも発報してしまうことがあります (´д`)

 

「光電式スポット型感知器」

こちらは煙を感知するる火災感知器です

写真の横穴から煙が入ることにより、中の暗室内に照射されている光の透過性低下を感知して発報するしくみとなります

こちらは劣化と言うよりも、周囲に埃やチリがたまっていると、発報しやすいと経験的には感じています(。・ω・。)

 

そもそも煙感知器は、埃や水蒸気が滞留する場所には設置しない方が良いのと、周囲の清掃をこまめにすることで、ある程度誤発報の確率は下げることができると思います。

 

どちらの感知器も、法令に定められた6ヵ月に1回の法定定期点検により、劣化具合を見ることができる場合も多いので、定期点検が基本となります(^^)

 

夜中や店舗の営業中に誤発報して消防車が来て・・・てなことになる前に、点検で不具合を事前に発見しましょう(^^)/

 

 

写真提供:京都市中京区「京町家クレープリー MONO MONO CAFE」さん

https://monomonocafe.wixsite.com/website

 


京都市東山区橋本町にあるビルの非火災報対応に行きました(^^)/ 2023.08.26

みなさんこんにちは、京都消防点検サービスです(^_^)

先日は京都市東山区橋本町にあるビルで起きた、非火災報の対応に駆けつけました(^^)/

非火災報とは火事ではないの自動火災報知設備が反応して発報してしまうことで、非常ベルなどの音響装置が鳴り続けるためビル内もご近所さんもびっくりの自体です!!( ゚Д゚)

 

そもそも自動火災報知設備は火事が発生した際に感知して知らせる機械ですので、感知しないよりは間違いでも感知した方が良いようにできています

『いざというときにベルが鳴らないよりは、鳴ってびっくりしたけどなにもなくて良かったね(^_^)』

という考え方です

 

そのため火事でなくても鳴ってしまうことは時々あります・・・

非火災報の主な原因はこのあたりです↓↓↓

①経年劣化

②大気圧の変化など気象状況

③雨・水漏れ

④ねずみ

⑤ぶつけた

⑥不良工事

 

数日にわたって、それぞれの原因と対策などお伝えして行ければと思います(^^)/

 

【京都市東山区で消防用設備や防火設備の点検は、京都消防点検サービスへお任せ下さい】

京都市東山区で消防設備の点検は、すぐ近くに拠点がある京都消防点検サービスへ!!(^^)/

日常的に京都市内の各消防署と打合せを行っておりますので、安心してお任せ下さい(^_^)

 


防火対象物点検資格者講習を受講してきました(^^)/ 2023.06.10

みなさんこんにちは、京都消防点検サービスです(^_^)

日本各地が梅雨入りしておりジメジメしていますね、、、

この時期は快適ではないですが、火災は発生しにくいといういい点もありますね (^^;)

消防設備の仕事をしていると、こんなふうに防災のことで頭がいっぱいになります (^_^;)

 

先週は弊社のスタッフが4日間の防火対象物点検資格者講習に参加してきました

講習3日間、修了考査半日という、なかなかガッツリやってくれる講習です

本人が言うには、修了考査も問題なさそうとのことですので、防火対象物点検ができるスタッフが1名増えそうです\(^O^)/

 

ざっくり言いますと、防火対象物点検は建物の防火管理の運営がただしく行われているかの点検です

「いい設備がついていても、使い方が分からなければ意味がないでしょ・・・」

「火事を建物の関係者が発見しても、通報もせずに逃げたら、残された人は危ないでしょ・・・」

「耐火構造の建物でも、逃げ道に可燃物を山盛りしていたら、逃げられないでしょ・・・」

などなど、過去の火災を教訓とした消防庁さんの考え方に基づいて、訓練の実施や、設備、避難通路の管理状況、火気の管理状況などを点検していきます。

 

火事は出さないのが一番ですが、出す出さないも、出たときに大惨事になるかどうかも、日頃の防災意識が原点です。

防火対象物点検資格者は、点検で欠点あばく立場ではなく、みなさんと一緒に防災レベルの向上を目指すパートナーです(^_^)

 

 

 

 

 

 


滋賀県草津市にある湖南広域消防局南消防署へ行ってきました(^^)/ 2023.05.31

みなさんこんにちは、京都消防点検サービスです(^_^)

今朝は滋賀県草津市にある湖南広域消防局南消防署へ、消防用設備等設計届出書の提出に行ってきました(^^)/

京都市山科区のオーナーさんなんですが、物件は滋賀県草津市にあるので、滋賀の消防署と打合せが必要となります。

消防設備士の資格は全国どの都道府県でも通用するのですが、設計届出書は京都にはないので、施工前の提出書類は常に消防用設備等着工届出書なんですが、お隣の滋賀や大阪では着工届出書と設計届出書を使い分けなければならないという、ちょっとややこしい話になります(^_^;)

防災は地域の特性に合わせて対応が必要なため、条例に基づく業務への理解も必要となります。


京都市東山区にあるホテルさんの消防用設備点検をさせて頂きました(^^)/ 2023.04.11

みなさんこんにちは、京都消防点検サービスです(^_^)

先週は京都市東山区祇園にある、ホテルさんの消防設備点検をさせて頂きました(^^)/

一旦廃業されていたそうですが、営業を再開されるとのことで、点検・消防署への申請一式をご依頼頂きました。

 

開業や再開の際は消防署との打合せも重要になりますが、京都消防点検サービスでは消防署との打合せもしっかりとさせて頂いております。

 

消防署との打合せには消防法各種に精通していることがとても重要で、よく分からずに消防署と打合せをすると、言われるがままに手続きが増えていったり、設備が増えていったりすることがよくあります(^_^;)

 

消防署の人に「○○も付けてもらって方がいいですね」とかよく言われますが、本当に必要なのか?免除条件に該当していないか?といったことを判断できなければ、予算がどんどんふくらんでしまうのです・・・(。・ω・。)

 

消防署の人の「○○の方がいいですね」は、「法令上しなければならない」場合と「法令上は必要ないけど、したほうがより安心なので、できればしてもらった方がいいですね」の2パターンがありますのでご注意下さい(^_^;)

 

 

【消防用設備の点検・防火対象物の点検は京都消防点検サービスへお気軽にお問い合わせください】

京都市東山区で消防設備の点検は、地域に拠点がある京都消防点検サービスへ!!(^^)/

日常的に京都市内の各消防署と打合せを行っておりますので、安心してお任せ下さい(^_^)


京都市中京区のホテルで防火対象物点検をさせていただきました(^^)/ 2023.03.15

みなさんこんにちは、京都消防点検サービスです。

今日の午前中は、京都市中京区にあるホテルさんで防火対象物点検をさせていただきました(^_^)

 

京都消防点検サービスは、消防用設備点検の会社ですが、防火対象物点検も一緒にご依頼いただけます。

 

消防設備点検と防火対象物点検は何が違うのでしょうか (´д`)???

消防設備点検は、物件に設置した警報・消火・避難のための設備が維持・管理されており、火災発生時に問題なく使えるかの点検です。

防火対象物点検は、防火対象物(物件)で火災が発生した際に、被害を抑えられるよう、物件そのものを日常的に管理・使用しているかどうかの点検となります。

・避難経路に荷物を置いていないか?

・カーテンは防炎か?

・避難訓練は実施されているか?

・懐中電灯の電池は切れていないか?

・防火管理者は選任されているか?

などなど、使い方が正しいですか?という点検です (^_^)

 

『設備が良くても、危ない使い方をしていたらダメでしょ』と言うことです(^_^;)

3階以上の階に特定用途(ホテル・飲食・販売などなど)がある+階段が屋内に1個だけの場合は、防火対象物点検が必要となる可能性がたかいのでご注意ください。

【点検対象】

東京消防庁<安全・安心情報><事業所向けアドバイス><防火対象物点検報告制度> (tokyo.lg.jp)

【防火対象物点検制度】

東京消防庁<安全・安心情報><事業所向けアドバイス><防火対象物点検報告制度> (tokyo.lg.jp)

 

【消防用設備点検・防火対象物点検は京都消防点検サービスへお気軽にお問い合わせください】

京都市中京区で消防設備の点検は、地域に拠点がある京都消防点検サービスへ!!(^^)/

日常的に京都市内の各消防署と打合せを行っておりますので、安心してお任せ下さい(^_^)

 


消防設備点検費用は今より安くできるかも? 2023.02.25

みなさんこんにちは、京都消防点検サービスです (^^)/

消防設備点検の見積を数社からとると、結構価格差があることにおどろく方もいらっしゃるようです。

そこで今回は「結構あてはまる消防設備点検費用が高くなる原因」をどどーんとお伝えしたいと思います。

 

【業者側の高くなる原因】

1.広告に費用を掛けている

2.消防設備点検資格者であって消防設備士でない

【お客様側の高くなる原因】

3.単発の点検依頼である

4.集客サイトから申し込みをしている

5.検索結果の上に出てくる「スポンサー」欄の業者に申し込んでいる

6.管理会社や警備会社、不動産会社に任せている

 

では順番にご説明していきますね(^_^)

1.広告に費用をかけている

これは「5.スポンサー欄の業者に申し込んでいる」と同じでもありますが、点検業者を検索エンジンで探した際に表示される結果順位の上に、有料で広告を出している業者が表示されます。

つまりリンクの横に「スポンサー」「広告」といった記載がある業者に申し込んでしまうと、当然ですが広告費用が点検費用に上乗せされますので、割高になる傾向があります (T_T)

 

2.消防設備点検資格者であって消防設備士でない

消防設備点検の有資格者には「消防設備点検資格者」と「消防設備士」があります。

消防設備点検資格者は3日ほどの講習を受けて、教科書もちこみのテストを受ければ資格が取れるのに対し、消防設備士は、法令・物理・実技などで構成される合格率30%ほどの国家資格試験に合格したものです。

消防設備士は消防設備の設置・設計やメンテナンスに日常から関わり、消防署との協議も日々の業務ですので、消防設備に対する理解度が比較的高い傾向にあります。

法令を理解し消防署との協議になれている消防設備士の方が、不必要な点検・改修を避けることができる可能性は高くなります。

また、点検資格者はメンテナンスができないので、必要に応じて消防設備士に外注をする必要があり、割高になる傾向があります。

 

3.単発の依頼である

消防設備の点検は法定どおりの場合6ヶ月1回の実施が必要です。

その実施した結果の消防署への提出は、1年又は3年に1回必要です(物件の用途による)

単発の依頼の場合、設備の把握、書類の作成がすべてイチからとなるので、時間的なコストがかかり費用に跳ね返ってきてしまいます。

 

4.集客サイトから申し込みをしている

検索エンジンで業者を探した際に表示される結果の中に、実際に地元の業者ではなく、点検の依頼を受けて、その後地元の業者に仲介するものがあります。

こういった業者さんは地元の業者を装っていても、会社概要を見ると別地域の住所であったりするので、ホームページをよく見るとすぐに分かります。

こういった業者さん経由になると、集客サイトの業者さんの手数料+実際の点検業者の費用となるため、割高になります。

 

6.管理会社・警備会社・不動産会社にまかせている

このパターンも各会社さんが手数料をとって、点検業者に依頼する場合が多いので、費用が高くなる傾向にあります。


法律不遡及の原則と消防設備 (´д`) 2023.02.05

みなさんこんにちは、京都消防点検サービスです(^_^)

消防用設備は消防法令に基づいて設置・維持・管理等がなされていますので、常に法令や規格改正の確認がつきものになります。

そこで今回は法律が変わった際の、消防設備の取り扱いについてお伝えしたいと思います。

 

まず原則ですが、法律が変わってもそれ以前のものごとには、変更後の法律は適用しないことを法律の不遡及と言います。

なので原則としては「消防設備の設置基準が強化されても、すでに設置してある設備は強化しなくても良い」ということになります。

ただし実際には例外というものがあり、この例外にあてはまると、法律が変わったら、変わった後の基準に合わせなければならなくなります。

そしてこの例外にあてはまるケースは非常に多いので、実際には設置基準なんかが強化された場合は、まったく何もしなくていいということは、あまりないのが実情です (´д`)

 

例外① 特定防火対象物である

物件の使用用途が特定防火対象物にあてはまると、必ず現行法令に適合させなければなりません Σ(゚Д゚)!!

特定防火対象物とは、映画館・カラオケ・ホテル・飲食店・物販店・福祉施設・幼稚園など、不特定多数の人が出入りする物件や、避難に特に注意が必要な用途の物件が該当します。

また、この特定用途を含む複合物件も特定防火対象物となります。

飲食店や物販店、さらにはそれらが一部に入居しているテナントビルも含まれますので、かなりの商業物件が対象になると思います。

 

例外② 以下の設備

消火器、簡易消火設備、自動火災報知設備、漏電火災警報器、非常警報設備、非常警報器具、避難器具、誘導灯、誘導標識

これらは経済的負担が比較的少ないとの判断から、物件の用途がなんであっても常に現行法令に適合させなければなりません。

経済的負担が少ないと行っても、自動火災報知設備の一部を取りかえるといった場合は、30万円以上かかることも少なくありません Σ(゚Д゚)!!

 

例外③ 建物を大きく改修等した場合

 

特定防火対象物は常に!!

特定防火対象物でなくても消火器とか自動火災報知設備も常に!!

と言うことになるので、例外とはいえ結構該当するパターンは結構多いのです (>_<)(>_<)


京都市中京区のビルで誘導灯の工事をしました(^^)/ 2022.06.07

こんにちは、京都消防点検サービスです(^_^)

先日は、京都市中京区・四条烏丸にあるビルにて誘導灯の取替工事を行いました。

 

誘導灯は予備電源があり、停電時でも予備電源からの電力供給により、避難口がわかるように光り続けてくれます。

普段は交流電源により常に通電をしているため、電池や照明部分の劣化が避けられない製品でもあります。

消防点検では、照度や電源の切替・配線の不具合等がないかも一つずつ確認しております。

 

日常的には、誘導灯の表示面をきちんと見通せる状態が確保されるよう、皆様もご注意ください。


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